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給湯器・給湯設備の種類について(トピックス14)
2022年05月25日
ガスの給湯設備といえば、
何を思い浮かべますか?
台所に設置されている湯沸器?
お風呂の追い焚きをする風呂釜?
給湯栓を捻れるだけの給湯器?
こういったガス器具が
一般的でないでしょうか?
中でも給湯器は機能によって、
給湯器・ふろ給湯器・暖房付ふろ給湯器 等、
呼び方が変わります。
※引用:㈱ノーリツ『ガス給湯器総合カタログ』
ふろ給湯器・暖房付ふろ給湯器には
オート(SA)とフルオート(A)の2種類があり、
追い焚きに関する機能に違いがあります。
さらにノーリツの最新機種には、
(SA,A)に加えてプレミアム(PA)が存在します。
フルオート:自動湯はり(水位)、自動おいだき
自動たし湯、おいだき管自動洗浄
プレミアム:【フルオート】+残り湯UVキレイ
最近は、巣ごもり需要も相まって
マイクロバブル入浴も人気です。
⇒ファインバブル商品について(トピックス11)
⇒ウルトラファインバブル給湯器2022年10月登場!
現在、従来型の給湯器に比べて省エネ型給湯器
「エコジョーズ」が主流になってきました。
エコジョーズは排気熱を回収することで、
ガスの消費量を約15%カット出来ます。
※引用:㈱ノーリツ『ガス給湯器総合カタログ』
省エネ商品が流行る今、
注目いただきたいのが
“ガス“と”電気“の複合技
『ハイブリッド給湯器』です。
ハイブリッド給湯器とは、
エコキュート同様にタンクにお湯を貯めて
湯切れを給湯器でバックアップをする
『ガスと電気の良いとこ取りの給湯器』です。
※引用:㈱ノーリツ『ハイブリッド給湯システム総合カタログ』
従来型の給湯器と比べると、
約60%の光熱費削減が見込めます。
金額にして、年間7万円前後と謳われています。
さらに、CO₂排出量の削減率や
一次エネルギー消費量の削減率が
エコキュートと比べても高く
環境に配慮したエコな給湯器です。
そのエネルギー効率の良さは“ZEH”と呼ばれる
省エネ住宅の補助金に採用されるほどです。
⇒ノーリツのハイブリッド給湯器
『ユコアHYBRID』とは?
最後に、知って欲しい給湯設備があります。
“ガス“で”電気“を作る
『エネフォーム』です。
※出典:資源エネルギー庁ウェブサイト( https://www.enecho.meti.go.jp/about/special/johoteikyo/nenryodenchi_01.html )
エネファームは、簡単に言いますと
“水の電気分解”の反対で、
水素と酸素を結合させて電気を作ります。
この時に生まれる熱を回収して
タンクにお湯を作るという仕組みです。
水素はプロパン(C₃H₈)から取出していて、
バックアップがガス給湯器のため
ガス器具として販売しています。
Panasonic の LPG用2021年度モデルは、
一次エネルギー効率約100%(LHV)を達成しました。
これは、送電ロスや排熱によるロスがある
多くの発電所では達成が厳しい目標です。
エネフォームなら、年間CO₂削減量は約1t。
このCO₂削減量約1tというのは、
日本人1人当たりの年間排出量の半分であり、
約71本の杉の木1年間の吸収量に匹敵します。
※LHV:低位発熱量のことをいい、燃料の燃焼によって生成された水蒸気の蒸発潜熱を除いた発熱量のことです。
※※詳しい説明は、日本冷凍空調学会のページ をご覧ください。
家庭用のガス給湯設備ということで
今回いろいろ書いていきました。
家庭用だけでも多くの選択肢があります。
総合エネルギーショップとして、
石油給湯器やエコキュート等
他燃料器具の取扱いもございます。
是非、この機会に今後のことを考えて
様々な相談をいただければと思います。
ここまでお付き合いいただき
ありがとうございました。
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