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ノーリツのハイブリッド給湯器『ユコアHYBRID』とは
2023年07月14日
ハイブリッド給湯器と言えば、
Rinnai『ECO ONE』
ではないでしょうか?
むしろ、”エコワン”の方が
“ハイブリッド給湯器”よりも
知名度があるような気がします。
実際、Googleトレンドで比較すると
カタカナで『エコワン』が頭二つ抜けています。
さて、今回紹介したいのが
『除菌できる給湯器 ノーリツならキレイ~♪』
のCMで有名なノーリツが
絶賛販売中のハイブリッド給湯器
「ユコアHYBRID」です。
2010年にリンナイが世界初の
ハイブリッド給湯器「ECO ONE」を開発。
遅れること3年、2013年にノーリツも
ハイブリッド給湯器の開発に成功しています。
その後、2018年に「ユコアHYBRID」と命名。
商品ブランドの名前を前面に押し出して、
ZEHにも最適な商品として販売をしています。
上記の開発秘話を読んでいると、
ノーリツの並々ならぬ思いを感じます。
環境性能が叫ばれる昨今、ユコアHYBRIDは
給湯一次エネルギー消費量数値が良く、
必要な時に必要な量を作るため
エコキュートを超える性能です。
さらに付け加えておきたいことが、冷媒ガスに
エアコンに通常使われている”R32″ではなく
『R290』 を採用している点です。
『R290』は自然冷媒のため、環境負荷が低く
地球温暖化係数がCO₂の1/50です。
※R32の地球温暖化係数は、CO₂の771倍です。
さて、ここで皆様は疑問に思うことでしょう。
“冷媒性能も良くて、環境性能も良い
『R290』は何故、冷媒に使われないのか?”
この疑問の答えにこそ、
ガス器具メーカー『ノーリツ』だから
出来た選択がありました。
――『R290』は何故、冷媒に使われないのか?
『R290』とは、プロパン(ガス)のことです。
可燃性の高いガスを、多くのメーカーは
冷媒ガスにそもそも選びませんでした。
しかし、ノーリツはプロパン冷媒のために
部品の選定・研究・開発を行い
ヒートポンプシステムを完成させました。
ここに遅れた3年の月日を感じます。
上記の開発秘話 編集後記には
『多くの家電メーカーが、“いかに火を使わないか”を前提とした機器を開発する中で、ノーリツは、“いかに安全に火を使うか”を研究しています。だからこそ、可燃性という特性がある冷媒でもうまく活用し、今回のようなこれまでに無い商品を市場に出すことができたと思います。』(※1)
と書かれていたのが印象的でした。
※1.引用元:ハイブリッド給湯器開発秘話 環境省ホームページ(https://www.env.go.jp/earth/ozone/hiyasu-waza/story/noritz.html)
近年、プロパン冷媒が見直されているようで
パナソニックがエアコンの冷媒に使う
開発を始めているとのニュースも見つけました。
燃料にしても、冷媒にしてもプロパンが選ばれる。
いちガス屋として、こういった選択がなされ
それを知ることが出来て、嬉しく思います。
続報 2024年になってパナソニックがR290冷媒の商品を発表しています。今回発表されているのが、ノンフロン内蔵型冷蔵オープンショーケースです。オゾン破壊係数(ODP)がゼロで地球温暖化係数(GWP=3)も非常に小さい冷媒として採用されています。
⇒ノンフロン内蔵型冷蔵オープンショーケース3機種を発売 | 新製品・サービス | プレスリリース | Panasonic Newsroom Japan
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